KINO Satoshi

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空間に余韻を残す造形をテーマに制作している。


そのプロセスの中で磁器轆轤での造形が最も自分に適していてテクスチャーを消す作業や土の塊が薄くなっていく形に轆轤という技法或いは道具が相応しいと思う。轆轤が土の塊を遠心力で薄く伸ばしていき成形し、徐々に手あとが消えていく工程が、形が空間に消えていき線の余韻を残す形とリンクしているからである。また、磁器という素材は形に繊細さと儚さ、硬質さを表現し弱さと強さという、相反するものを共存させ、確かな物質と不確かな空間を繋ぐ素材であると考える。轆轤という技法の特徴と磁器土という素材の特徴を生かし、磁器轆轤でしか生み出せない空間に余韻を残す造形を作りたい。


それは作品だけでなく作品が周囲の空間を含み、静かで少し力強く澄んだ空気を生み出すことである。
自然の中にある風景、空や水など不定形のものが空間や間の取り方に、植物の形や日本語の言葉に影響を受けた美意識が作品の実際の形となる
テーマだけでなく素材と技法との関係を織り交ぜながら独創性のある空間を作りたいと思う。